テレビドラマの原作としてしか評価できない
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クラブみたいなホストクラブという設定は、
斬新かつ奇抜でおもしろいです。
ただ、筆者の筆力不足なのか
今ひとつキャラクターがたっていません。
主人公の晶にしてからが
強気なお姉さんキャラという
どこにでもいる印象しかもてません。
石田衣良さんのIWGPと比較されているようですが
キャラクターの個性・存在感や
シーンの臨場感等較べるべくもありません。
よく言えば軽くて読みやすいのかもしれませんが、
テレビドラマから役者の個性やシーンの迫力を除いたような
スカスカとした軽さに思えます。
小説を原作とした映像は基本見ないのですが
本作では逆にドラマを見てみたくなりました。
設定がおもしろいだけに残念な小説です。
2010-07-03
サラリと薄味
★★★★★
渋谷の片隅にある<club indigo>というホストクラブのオーナーとホストたちが次々に事件に巻き込まれ・・・といったストーリーです。
高い評価が多いので期待して読みましたが、すごく面白い!とまでは思えませんでした。
渋谷の様子が生き生きと描かれてますし、個性豊かなホストくんたちの活躍はそれなりに良かったですが、少し底が浅い感じがしました。スラスラは読めるけど、別に心を動かされはしないと言うか。
石田衣良さんのIWGPシリーズに少し雰囲気が似ている印象を受けました。IWGPから切実さや我武者羅な感じを取り除いてサラリとスタイリッシュにまとめたような感触。それを「ライトでいい!」と思うか、「物足りない!」と思うかは読者によって分かれそうです。
私が一番強く感じたのは、主人公の晶(30代女性オーナー)の描かれ方が今ひとつでは!?ということ。「ホスト君たちから頼りにされるサッパリとした姉御肌の女性」として設定されているのだと思いますが、あまり晶の魅力が文章から伝わってこず、ただの気の強い無鉄砲な女としか感じられませんでした。
この後に続編が複数出ているようなので、読み進めていくうちにイロイロな謎も解けてきて、登場人物たちの魅力もどんどん増してくるのかもしれません。その期待をこめて★3つに。
2010-05-22
ポップな推理小説。
★★★★★
インディゴの夜
原色の娘
センター街NPボーイズ
夜を駆る者
「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」
フリーライターでClub indigoのオーナー・高原晶。
ほんの思いつきから渋谷に人気のホストクラブが誕生した。
働くホストたちは個性的な男の子ばかり。
イケメンとは必ずしも言えないけれど、とても魅力的。
それはファッションだったり、おしゃべりだったり、笑顔だったり。
そんな彼らは独自のネットワークを持っていて、
自分たちの周りで起きる様々な事件を解決していく。
人とのつながりが希薄だと言われる現代でも
いろんな形で若者たちはつながっている。
そんな感じかな。
うまい言葉が見つからなくて、
こんな陳腐な表現しかできない自分がもどかしい。
一言で言えば「ポップ」な推理小説だと思う。
2010-04-11
う〜ん
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リアルに近い若者の姿を軽いタッチで描いているので読みやすいです。石田衣良氏の「池袋ウエストゲートパーク」よりも若年層にウケる作品じゃないかなと思います。
ただ、逆に言えば「深み」がないです。主義・主張が語られることはなく、事件を解決していくだけ。
例えば「ナンパ」に関しても、ナンパに対するポリシーはあっても何故ナンパをするのか、何を得たいのか等が深く描かれていないので「え?それだけ?」という印象を受けてしまいました。
2010-03-26
軽快で、楽しめる作品♪
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「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれる店が
あるといいのに。」
フリーライター高原晶の言葉に、大手出版社の編集者、塩原が動いた。そうして
出来上がったのが、ホストクラブ「club indigo」だった。そのクラブのホストの
ひとりに、女性殺しの嫌疑がかかる。晶は、塩谷そしてホストの面々たちと、真犯人
捜しに乗り出すが・・・。表題作「インディゴの夜」を含む4編を収録。
軽快で読みやすい。そして何より、ストーリーがいい。また、登場する人物ひとり
ひとりがとても魅力的で、いきいきと描かれている。作品の中を所狭しと駆け回り、
起こる事件を次々に解決していくさまは爽快だ。事件そのものは悲惨だが、作者は
サラリと軽いタッチで描いている。石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパークシリーズ」を
思い出させるが、それとは一味違う魅力がある。舞台がホストクラブというのも、興味深い。
実質「club indigo」を取り仕切る憂夜にもまだまだ謎の部分がありそうで、この先の
展開にとても期待が持てる。文句なく楽しめる作品だと思う。
2010-03-22